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評価対象のウェブサイト

Google カレンダー

選んだ理由

  • 私が一日で一番多くアクセスするウェブサイトだから
  • スケジュール管理は誰もが日常的に行う作業であり、カレンダーアプリのユーザビリティは重要であるから
  • Googleらしい洗練されたデザインと機能ではあるが、改善の余地があるかもしれないから

調査の目的

Google カレンダーの見やすさ、使いやすさ、機能性を評価するため

アンケート調査で尋ねた質問

基本情報

  1. あなたの性別を教えてください。
  2. 普段使用しているカレンダーは紙製とデジタルのどちらですか?
  3. カレンダーにスケジュールを書き込むことはありますか?
  4. 日々のスケジュールをどのように管理していますか? [複数回答可]

カレンダーの選び方と利用状況

  1. カレンダーを選ぶ際に最も重視する項目を教えてください。
  2. Google カレンダーをどのくらいの期間使っていますか?
  3. 他のカレンダーアプリを使っていますか?(「はい」と回答した方)具体的なアプリ名を教えてください。

Google カレンダーの利用状況

  1. Google カレンダーをどのくらいの頻度で使用しますか?
  2. Google カレンダーを主にどの目的で使用していますか?
  3. Google カレンダーを主にどのデバイスで使用していますか? [複数回答可]
  4. 他のカレンダーアプリを併用していますか?(「はい」と回答した方)具体的なアプリ名を教えてください。

カレンダー機能に対する評価

  1. あなたの考えに最も当てはまるものにチェックをしてください。
    • レイアウト
    • フォント
    • 予定の重複
    • スケジュールの作成
    • 編集
    • 削除
    • 表示形式の変更
    • カスタマイズ表示
    • スケジュールの繰り返し
    • タスクの作成、管理
    • カレンダーの共有

Google カレンダーの満足度と改善点

  1. Google カレンダーに対するあなたの総合的な満足度を教えてください。
  2. Google カレンダーを友人や家族に薦めたいと思いますか?
  3. 今後もGoogle カレンダーを使いたいと思いますか?(回答の理由を教えてください)[任意]
  4. Google カレンダーの気に入った点を教えてください。
  5. Google カレンダーで改善が必要な点があれば教えてください。

インタビュー調査にて尋ねた質問と回答結果

  • 今後もGoogle カレンダーを使いたいとは思わない理由はなんですか?
    • 性格上、絶対に予定を記入しなくなるから
  • Google カレンダーの気に入った点を詳しく教えてください。
    • 機能が豊富なため、大抵のやりたいことはできそうな点
    • 繰り返しで予定を入れられる機能
    • 世界共通で使用できるアプリケーションであること
  • Google カレンダーで改善が必要な点があれば教えてください。
    • 機能が多すぎるため使い始めは戸惑う可能性
    • 機能が多すぎると使い始めるハードルが高くなる点
    • 一目見ても機能が分かりづらい点
    • 繰り返しタスクを作成したあと、それらのうちのいくつかをまとめて操作できない点
    • スマートフォンの小さい画面だと情報量が多すぎる点
  • スケジュール管理の際、他に使用しているアプリケーションを教えてください。
    • taskade | GPT-4を搭載し、タスクをマインドマップで視覚化できる
    • iPhoneのメモアプリ
    • iPhoneのリマインダーアプリ
    • Yahoo!カレンダー | 背景画像を変更できる
    • Time Tree
    • Lifebeer
    • シンプルカレンダー

アンケート調査とインタビュー調査で工夫した点

  • 5段階評価と自由記述の組み合わせで、定量的なデータと質的なフィードバックの両方を収集
  • アンケートでは平易な言葉遣いを心がけ、一つの質問で一つの事柄のみを尋ねる
  • ネガティブな表現を避けることで、回答者の正直な意見を促す

回答結果の分析手法

カレンダー機能に対する評価の12個の5段階評価を説明変数とし、以下の3項目の5段階評価データを目的変数として、それぞれ線形重回帰分析を行った。

  • Google カレンダーに対するあなたの総合的な満足度を教えてください。
  • Google カレンダーを友人や家族に薦めたいと思いますか?
  • 今後もGoogle カレンダーを使いたいと思いますか?

分析結果

考察

最初は12個あった説明変数が、AICを用いた変数増加法による変数選択によって2個にまで落ちた。原因は、今回のサンプル数が12と非常に少なかったことと、多重共線性の発生だと考える。ただし、このプロセスは必ずしも悪いことではなく、例えばf検定のp値が0.008 <= 0.05であった。また、モデルの自由度調整済み決定係数の値は0.533であったため、layoutとduplicateの2変数で、目的変数の約半分を説明できた。サンプル数が少ないとはいえ、有益なデータを得ることができた。 layoutの評価が1増えると、継続利用意向は1.627増える結果になり、理解しやすい結果となったが、duplicateの方は符号がマイナスであったため、予定の重複が見やすくなると、継続意向は2.111下がる結果となった。この結果は、解釈の仕方次第であり、重複が見やすくなることがストレスになる可能性も考えられる。

より良いウェブサイトのデザインアイデア

アンケートやインタビュー調査によるフィードバックを参考に、Google カレンダーの改善提案を行う。

  • レイアウト: Yahoo!カレンダーやTime Treeのように、フォントサイズや色、背景テーマなどのカスタマイズオプションを増やすことを提案。シンプルカレンダーやLifebearのようなミニマリスティックなデザインを取り入れること。
  • 予定の重複: Time Treeのように同じ予定をグループ内で共有し、調整できる機能の導入。例えば、次の空き時間を提案する機能などを追加することで、より使い勝手が良くなると考える。

他の人の発表を聞いて、参考になると感じた点

  • チュートリアル: 機能が多すぎて使いこなせないという意見があるため、チュートリアルを設けることが有効と考える。
  • 視覚的な魅力: 女性が視覚的に面白いものに興味を持ちやすい可能性があるため、背景画像のカスタマイズ機能を考慮する。
  • 広告表示の制限: Google カレンダーは広告が一切ないことが強みであり、これは他のカレンダーにはない特徴。広告を表示しない方針を維持しつつ、プレミアム機能を提供することで追加収益を得ることも考えられる。

調査の限界と今後の課題

  1. サンプル数の拡大: 今回はサンプル数が12と少なかったため、調査対象の人数を増やすことで統計的な信頼性を向上させる。
  2. 多重共線性への対応: 主成分分析などを用いて説明変数を統合する方法を検討。ただし、事前の変数絞り込みも有効。
  3. 多様なユーザー層の取り込み: 年齢や職業などの異なるユーザー層の意見を集め、Googleカレンダーの評価を多角的に行う。
  4. 長期的な評価: 長期的な利用感の変化を評価するため、定期的なフォローアップ調査を実施。
  5. 国際的な視点: Googleカレンダーが世界中で利用されているため、国や文化ごとのフィードバックを考慮。
  6. 競合アプリとの差別化: 他のカレンダーアプリの長所を参考にしつつ、Googleの技術力を活かした差別化を検討。たとえば、Google Workspaceとの連携強化や、AIを活用したスケジュール提案機能などが考えられる。